生え際用の育毛剤は効果があるのかどうかを詳しく解説

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2018.07.21

男性の薄毛の原因と生え際の悩み

「生え際が寂しくなってきたから、生え際に効果のある育毛剤を選ぶ」という選択肢を選びたくなるのは、ごく自然な話です。しかしこの「生え際に効果のあるといわれている育毛剤」について正しい知識を身に付けている、と言い切れる人はあまりいないかもしれません。

ここでは、生え際に効果があるとされている育毛剤の真偽について取り上げていきます。生え際の育毛剤が気になる人の多くは男性でしょう。そのため、まずは「男性型の薄毛の原因」について学びましょう。

よく、「男性型の薄毛は、男性ホルモンが多いから起こる」と言われます。これはある意味では正しいのですが、ある意味では正しくありません。男性ホルモンの1種である「テストステロン」は、薄毛が起きる原因の1つの要素です。テストステロンは5αリダクターゼと結びつくと、ジヒドロテストステロンに変化します。このジヒドロテストステロンこそ、男性の薄毛を進行させるものなのです。

言い換えるなら、男性ホルモンであるテストステロンがどれだけ多くても、5αリゼクターゼと結びつかなければ薄毛は進行しません(もっとも、テストステロンが多ければそれだけ5αリゼクターゼと結びつく確率は高くはなります)。そのため、「男性ホルモンが多いこと」と「薄毛になること」はイコールであるとは必ずしも言えないのです。

さて、この「ジヒドロテストステロン」は、いわゆる「生え際の薄毛」にも当然深く関係しています。

実は、ジヒドロテストステロンはそれだけでは薄毛は引き起こしません。これがレセプター(男性ホルモンレセプター。受容体を指す)と結びついて作用することで、薄毛が起きるのです。

このレセプターは、体中のあらゆるところにまんべんなく存在するわけではありません。こと「頭皮」においては、生え際の位置や、頭頂部によく存在します。そのため後頭部は髪の毛が残っているのに、いわゆる「M字ハゲやアイランド型のハゲ」が生じる可能性が高くなるのです。

「生え際用育毛剤」に効果はあるのか

それでは、「生え際用の育毛剤」は、このようなことを原因として起こる男性型脱毛症に対して効果を示すのでしょうか。このあたりをみていきましょう。

残念ながら、これはかなり厳しいといえます。まず、育毛剤の成分のな中には、現在は「生え際にだけ選択的に効果を示す」というものは原則としてありません。また、男性型の脱毛症の場合は、上で述べたように、その主な原因はホルモンの作用によるものです。

このため、「生え際用の育毛剤を塗っていれば、必ず生え際から髪の毛が生えてくる」「生え際用の育毛剤は、ほかの育毛剤と比べて、生え際に対しては特に有用に働く」とはいえないわけです。

ただ、だからといって、これらの育毛剤がまったくの無力というわけではありません。なぜなら、育毛剤は、市販品であってもまた医師の処方によるものであっても、薄毛や抜け毛を予防することはできます。また、フケをふせぎ、頭皮のかゆみを抑制する効果も見込めます。「髪の毛を生やすこと」はできなかったとしても、抜け毛を減らし、薄毛が悪化することを防ぐことはできるわけです。

これは、「現在の状況を悪くさせたくない」「今の状態を維持したい」と考える人にとっては、非常に心強い話でしょう。「生え際用の育毛剤」の場合は、気になるM字部分の薄毛の進行を防ぎ、いつまでも若々しい見た目を保つために役立ちます。

もちろん、育毛剤に合う・合わないはあります。人によっては、育毛剤を使うことで頭皮環境が悪化した、というケースもあるかもしれません。しかし自分の頭皮に合った育毛剤を選ぶことは、生え際の薄毛の進行を予防し、抜け毛の数を減らすことに繋がるはずです。

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