薄毛 対策

髪は「成長期」「退行期」「休止期」という

ヘアサイクルを繰り返していることはすでにお話ししましたが、
では、
人間の生涯の中でどういう変化をたどるのでしょうか。

まず、
赤ちゃんの髪は一般的に細く、
ふわふわと頼りないものです。

赤ちゃんの髪が黒くしっかりとしていれば、
かえって「赤ちゃんらしくない」と思ってしまうほどで、
自分の小さいころの写真を見ても、
そのことを実感する人は少なくないでしょう。

赤ん坊の時代は毛乳頭とか毛根部分の組織がまだ未熟なために、
しっかりとした髪を生やす力が弱いのだと思います。

放っておいたら50センチも伸びるかといえば、
そんなことはまずありえないわけです。

どこか未完成の部分があり、
成長も大人と比べると遅くなっています。

最近は、
生後一年近くたっても

「髪が生えてくるのかしら」

とお母さんが心配する赤ちゃんも珍しくありません。

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そこまでいかなくても、
ひ弱な髪がヒョロッと生えているだけの赤ちゃんは、
けつこうたくさん見かけます。

それだけ毛根周辺の組織が未熟な証拠で、
大人の髪を生やすパワーがないわけです。

しかし、
誤解のないようにいっておきますと、
頼りなげな細くて柔らかい赤ちゃんの髪は「産毛」とは違います。

いってみれば、
産毛と大人の髪の中間みたいなもので、
若干短いけれども、
ヘアサイクルもあります。

胎児の髪は、
お母さんの体内で生を受けて


二カ月の終わりごろから三カ月の初めにかけて毛芽が発生します。

毛芽は日に日に成長し、
髪として頭皮から出てきます。

そして、
赤ちゃんがこの世に出てきたとき、
髪は数センチまで伸びているのです。

赤ちゃんの髪が生え替わり、
私たちのものと同じになれば、
太さも寿命も増え、
三~八年の周期で新しい髪に替わっていきます。

髪が伸びるのは、
細胞が分裂を繰り返すからです。

一般的に、
髪の最盛期は男性で二十歳、
女性で二十五歳といわれています。

歳を取ると、
細胞分裂の力は弱まっていきます。

それだけ、
髪の成長も遅くなったり、
生えにくくなったりします。

男性の場合、
額や頭のてっぺんから髪が薄くなる「男性型」の脱毛が起こりゃすくなります。

女性の場合は、
女性ホルモンの分泌が減少し、
ホルモンのバランスが崩れて更年期障害になる人が少なくありません。

最近は更年期障害になる女性の年齢が低下してきて、
なかには、
二十代の後半でなる人も増えています。

更年期障害を来すと、
女性ホルモンの分泌が低下するため、
女子男性型脱毛症により、
髪が薄くなってくる可能性があります。

もっとも、
女性には「棺桶に入るときは自分の髪で入りたい」という希望が強く、
七十歳を過ぎて私どものところへ相談に来られる方も少なくありません。

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改善の効果が出て喜ばれた方もありますが、
美しくありたいという女性の髪への思いは灰になるまで変わらないのでしょう。

薄毛 対策