Pocket

薄毛 対策

ある専門医のお話です。

AGA専門医


現在の私は

還暦をとっくに過ぎてまもなく69歳になり

孫が5人いますが、

 

じつは私の父や祖父

そして母方の祖父の頭はハゲていて、

 

私には遺伝的には

十分にハゲる可能性がありました。

薄毛の父 遺伝

 

他人に育毛法を伝授する仕事に携わる以上、

もし私の頭がハゲたらこの仕事を辞めようと思って

いろいろ努力してきました。

 

先日も同窓会に行ったときに、

久しぶりに会った級友が

私の頭がアフロヘアのように

フサフサしているのを見て、

「かつらじゃないの?」

と指先を額に伸ばしてきました。

 

しかし地毛だとわかる、

父の頭を思ったのか

「おまえがいちばん先にハゲると思ったのに……」

と驚いた様子を見せました。

 


 

 

ハゲは遺伝するらしいということは

わかっていたものの、

実際に家系洲査をしたのは

アメリカの生物学者であるヘンリー・オズボーンで、

脱毛と遺伝の関係を四代あるいは五代にわたり22家系、

84組の夫婦の男の子183例、

女の子135例を調べ、

1916年

「男性型脱毛は男を通して優性に、女を通して劣性に遺伝する」

と発表しました。

ハゲの遺伝について

その後、神経生理学者のサラモン、

脱毛研究者のミューラー等は、

若ハゲになる可能性は、

家系の中の男性だけでなく、

女性の持っている遺伝情報も

考慮に入れることが必要であるとし、

男性型脱毛の遺伝因子とは別に

独立して遺伝される

修飾因子(その因子が発現するかどうかのカギを握る別の因子)

の影響を受けていると発見。

 

優性遺伝であることは違いないものの、

多くの因子の相関関係によってハゲるか、

ハゲないかが決まってくることを発表し、

かなり複雑な遺伝形態であることが

わかってきました。

 

父親やおじいさんがハゲている人は

遺伝でハゲるといわれていますが、

最近の学説によると、

男性型脱毛症の原因遺伝子は、

X染色体にある男性ホルモン(アンドロゲン)の

受容体遺伝子が関係していることが

判明しました。

ハゲの家系

このX染色体は男性の場合、

母親からしか受け継がないとされ、

父親や父方のおじいさんがハゲている状態よりも、

母方のおじいさんがハゲている方が

危ないとされています。

 

ただし、

さらに2008年10月には

男性ホルモンを介する経路とは

無関係と思われる

DNA塩基配列の変異が見つかり、

米科学誌ネイチャー・ジェネティクス電子版には

次のように発表されました。

 

ロンドン大学など

欧米六カ国の研究チームが

20番染色体で発見したもので、

このDNA変異と、

先のアンドロゲンの受容体遺伝子が両方ともある、

ある特定タイプの場合、

両方とも違う場合に比べて発症確率が

7倍も高かったといいます。

 

このDNA変異がどの遺伝子に

どんな影響を与えるかはまだ不明ですが、

突き止めることができれば

発症メカニズムの解明が進み、

遺伝子治療の可能性も夢ではなくなってきます。

 

このように、

遺伝でハゲるという説は

それぞれ研究者の発表によって

いろいろと変化して発表されています。

 

とはいえ、

脱毛の原因・誘因は

①遺伝

②食生活内容

③精神状態

④健康状態

⑤間違った手入れ

に要約することができ、

基本的には毛髪をつくる毛乳頭や

毛母細胞の働きや再生に関係する毛包幹細胞に、

老化や何らかの異変が起こったことによります。

男性 ハゲ 笑顔

遺伝は変えることはできませんが

生活習慣といった遺伝以外の項目は

自分の意志で変えることができるのです。

 

しかし、

なぜ人間にはハゲという現象が起こるのか。

 

なぜハゲない人がいるのに

ハゲなければならないのかなどという真因は、

残念ながら医学的にも

完全には解明されていないのが現状です。

 

いろいろな「説」が出され、

「べつに生命に異常ないから」

「遺伝だからしょうがない」

などとあきらめや軽視の風潮さえある一方で、

分子生物学、生物化学、

免疫学などの研究進歩により、

男性型脱毛症の原因究明と治療法にも

少しずつ光が見え始めてきました。

 

むしろ遺伝的にあぶないと感じる場合は、

「早めに予防に着手できる」

というふうに発想を変えて

対処することも必要なのです。

 

薄毛 対策TOPへ

薄毛 対策