薄毛 対策

結果から言うと

薄毛は治療が一番です。

 

市販の育毛剤より

専門のクリニックで治療を受ける方が

効果が表れるのも早く

 

最終的な費用対効果は

断然安くなるでしょう。

 

ただ、最近話題の

【キャピキシル】は

試す価値があります。

 

ミノキシジルの3倍も

発毛効果があると話題です。

 

バイタルウェーブ

 

 

 

現在はいわゆる「育毛シャンプー」が

市場を席巻しています。

 

「薬用」という記載もあり、

なんだか効きそうな気がします。

 

しかし実は、市販されているシャンプーに、

発毛や育毛の効果はありません。

より正確に表現するなら、

発毛・育毛シャンプーで

 

医学的に効能が認められた成分が入っているものは

現状でほぼ見かけず、

 

現実的にはシャンプー自体で

発毛効果を得ることはできない、

ということです。

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シャンプーは日常的なことであり

「それが発毛につながるならどんなに効果的か」

との考えをもつのは自然なことです。

 

「シャンプーで発毛」というイメージは、

 

「頭皮の毛穴から皮脂を落とし、

きれいにすれば、

なんとなく毛も生えてきそうだな」

 

というものではないでしょうか。

広告などでも、

スコープで頭皮を大写しにして、

「こんなに皮脂で汚れているんですよ」

というのがおなじみになっています。

それらをよく見てください。

いずれも

「頭皮が汚れていることが薄毛の原因なんだ」

と、はっきり言っているものは

ひとつもないでしょう。

 

これは、

断言できる科学的な根拠がなく

もし断言してしまえば

虚偽広告となってしまう可能性が高いからです。

 

 

医学的見地からしても、

頭皮の毛穴にある皮脂や

頭皮の汚れが薄毛の直接の原因に

なっているということはありません。

 

そもそも、

シャンプーで髪を毎日洗う習慣ができたのは

昭和30年代から。

 

それ以前は、

髪を洗うのは月に数回で、

シャンプーも使っていませんでした。

もしシャンプーでしか落とせないような

頭皮の汚れや皮脂汚れが薄毛を引き起こすなら、

 

シャンプーで髪を洗わない、

アマゾンの民族やホームレスのような人々は

みんな薄毛になってしまうはずですが、

現実的にそうなってはいません。

 

また、作家の五木寛之さんは

「シャンプー嫌い」として有名で、

「もう何十年も、年4回(春、夏、秋、冬に1回ずつ)しか頭を洗っていない。ブラッシングもせず、髪の毛を指でとかす程度」

というようなことを公言しているそうです。

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しかし御年80歳となられた現在でも、

髪の毛はふさふさです。

 

高齢でも毛量が豊富なことに関しては

個人差が大きいため、同じようにすれば

五木さんのようになれるというわけではありませんが、

 

少なくとも、

「頭皮の汚れや皮脂は、直接の薄毛の原因ではない」

ということの実例と言えるのではないでしょうか。

皮脂は、主に髪や頭皮を紫外線から守る目的で、

毛根のひとつひとつにある

皮脂腺から分泌されます。

 

つまり、その役目はむしろ守り手であり、

頭皮にとって悪いものではないのです。

 

また、

髪が伸びれば毛穴の皮脂も

自然に排出されますから、

たまり続けることはありません。

 

頭を洗い皮脂を落とすとすっきりするため、

中にはシャンプーを毛穴にもみこむように、

力を入れて徹底的に皮脂をとる人も

いるかもしれませんが、

皮脂が不足すると髪は傷みやすくなりますし、

不足を補うため皮脂腺が発達して

さらに皮脂の出やすい体質になることもあります。

 

不潔にならない程度の、

軽めのシャンプーで十分です。

 

ただし、

シャンプーをしたあとのすすぎは

しっかり行ってください。

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すすぎ残しのシャンプーが肌に付着したままだと、

敏感な頭皮の表面に炎症を引き起こし、

抜け毛の原因となってしまう可能性があります。

シャンプーは、あくまで髪の汚れや皮脂を落とすもの。

期待できるのは、

塗布するタイプの育毛剤を使う前に

頭をきれいにしてより毛穴に育毛剤が浸透するようにする、

といったような効果くらいでしょうか。

発毛や育毛用のシャンプーは

一般的なものに比べてやや高額ですし、

あえてそれを購入することはないと私は思います。

 

薄毛に悩む人のシャンプー購入のポイントとしては、

ラベルに記載されている成分表示を確認し、

そこに「合成界面活性剤」と表記されている場合には、

そのシャンプーを避けること。

 

この「合成界面活性剤」は、

大変強い洗浄力をもっている成分で、

頭皮や毛穴に付着している余分な皮脂のみならず、

頭皮に最低限必要な潤いまでを奪ってしまい、

フケがあらわれ、

結果的に薄毛を助長してしまうことが考えられます。

 

ちなみに、テレビCMやネット広告で、

さも「シャンプーを使い続けたら髪が生えた」と

うたっているようなものがあります。

 

人気タレントさんの毛量の変化を見て、

「これはすごい」と興味をもった人も

多いのではないでしょうか。

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ネットでも、

ビフォーァフターで

はっきり髪が濃くなっている事例が

示されているものをよく見ます。

 

しかしこれも、

「シャンプーの効能で」

と断言すれば虚偽広告になります。

 

もし本当に生えているなら、

それはシャンプーのおかげではなく、

並行して薬による治療を行っている

可能性が高いでしょう。

 

市販の発毛剤や育毛剤は、効果があるのか

これは薄毛に悩み

いろいろ試したという立場から言えることですが、

市販されている発毛剤や育毛剤のほぼすべてが、

医学的根拠がなく

実際の効果も期待できないものです。

 

ネット検索で

「発毛剤」「育毛剤」というワードを入れると、

星の数ほどの商品がヒットします。

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いずれの商品にも、

もっともらしい発毛の根拠と、

「98%の人が効果を実感!」「無添加だから安心」「薬用」

というような売り文句が

ずらずらと連ねられていますが、

具体的にどんな効能を示したのか、

何が証明されているのかというような

論拠がまったく書かれておらず、

首をかしげるしかありません。

 

知識をもたない一般消費者向けに、

それらしい言葉やグレーゾーンの言葉を並べ立てるのは、

発毛・育毛業界の常とう手段。

 

しかし消費者の立場からすれば、

そこにある情報がどの程度医学的に

信頼できるかは当然判別がつきません。

 

また、

薄毛のコンプレックスをもっている人の多くは

わらにもすがる思いで商品を探していますから、

一度目に留まれば、

いつの間にか自分を納得させてくれる

ワードや根拠らしきものを探し、

響きのいい言葉だけを拾い集めてしまうのです。

 

これは何も購入する側に問題があるわけではなく、

コンプレックスをもつ人にはどうしても

「自分にいい解釈だけを集め、都合の悪いところは見えなくなる」

という盲目性があり、

販売する側はそこにつけ込んだ

商売をしているということです。

 

ですから、

市販されている育毛剤の売り文句がどのようであっても、

そこに明確な根拠はないと思ってください。

 

唯一の例外は、

「フィナステリド」

という成分の入った飲み薬か、

「ミノキシジル」という成分が

配合されている塗り薬です。

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それらを含む商品には、

発毛や育毛の効能が期待できるでしょう。

 

効果が上がる医学的根拠などについての詳細は後述しますが、

フィナステリド

「プロペシア」という名で旧万有製薬から商品化され、

ミノキシジルは、国内では大正製薬の「リアップ」

海外ではアメリカのファイザー社の商品である

「ロゲイン」などに配合されています。

 

ただ、医学的に効果が認められている市販薬を用いても

人によっては効果があらわれづらい場合もあり、

それらの商品を買えば

必ずしも毛が生えるわけではありません。

 

ちなみに、

プロペシアやリアップは「第一種医薬品」に分類され、

薬剤師との対面販売が義務づけられていますから、

薬剤師のいるところでしか買えません。

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すなわち、

コンビニやスーパーで販売されているような製品には、

医学的な根拠のあるものはないのです。

 

発毛・育毛サロンで薄毛は治るのか

「発毛・育毛サロン」と聞けば

なんだか薄毛の専門家のような気がするでしょう。

 

そもそも「サロン」という言葉のもともとの意味は、

広接間や談話室など人が集まる場を指していますから、

プライベートな問題という側面の強い

発毛・育毛で用いること自体に違和感があるのですが、

どの程度効果があるかは

薄毛に悩む人なら誰もが気になるところでしょう。

まず、

「発毛サロン」「育毛サロン」

という呼称に関してですが、

明確な呼びわけの定義は存在しません。

何をもって発毛や育毛を調っているかも、

業者によってさまざま。

マッサージのところもあれば

育毛剤のところもあります。

なぜこのようにあいまいな部分か多いかと言えば、

それぞれの業者が独自に発案した

薄毛対策を行っているからです。

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独自の薄毛対策を行っていても、

結果的に毛が生えてくるならいいのですが、

これらのサロンにおいて

医学的根拠のある手法をとっているところは、

どこにもありません。

 

これは明白な事実です。

 

なぜなら、

医学的根拠のある飲み薬や塗り薬の処方は

薬局か病院でしかできませんし、

医術を使った施術は医師しかできないからです。

 

サロンと名のつくところに、

医師がいるかどうか確認してみてください。

 

せいぜいが

「医師が管理する」「クリニックと併設」

というようなレベルであり、

医師が常駐しているところはないはずです。

 

発毛・育毛サロンは、

料金が高額なところが数多くあります。

 

私も薄毛経験者として、

いろいろなサロンについて調べ、

「高額だけれど、これで薄毛が治るのなら」

という思いを抱いたことも何度もあります。

 

しかし残念ながら、

発毛・育毛サロンにおいて医学的根拠のある

「治療」が行われていることはなく、

従ってその効果は期待できません。

 

万が一、

「独自の手法」に多少の効果があるとしても

現代医療による治療と比べれば、

雲泥の差があります

 

頭皮マッサージは薄毛対策になるのか

頭皮マッサージは、ヘアケアの定番とも言える方法です。

 

世の中にはさまざまなマッサージ法があり、

薄毛に悩む人の関心の高い事柄です。

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頭皮マッサージが効くという説は、

「血行がよくなることが発毛を助けるのでは」

というイメージからきているかと思います。

 

確かにマッサージをすれば、

頭皮の血行はよくなります。

 

そして、詳しいメカニズムは後述しますが、

恒常的に頭皮の血行がよくなるということが

発毛の助けになるのは理にかなってもいます。

 

ただし、

いくら必死にマッサージをして血行をよくしても、

それはあくまで一時的なものでしかありません。

 

そう時間が経たずに血行は元通りになりますから、

たとえ毎日1時間ずつマッサージしたとしても、

発毛にまで至る効果があるとはとても言えません。

 

「やらないよりはマシ」

というレベルにとどまるというのが正直なところです。

 

ちなみに手のひらに刺激を与えると血行がよくなるなど、

頭皮の血流はしょっちゅう増減を繰り返しているもの。

 

一時的ではほぼ意味がないのです。

頭皮マッサージの代表的な施術法と言えば

ヘッドスパです。

 

他人に頭をマッサージしながら洗ってもらうのは

気持ちのよいものです。

ヘッドスパの施術自体に医学的な根拠はなく、

発毛は期待できませんが、

心がゆったりリラックスすることでストレスが減り、

間接的に髪にもいい影響を与えるということは

考えられるでしょう。

 

その他には、

頭に蒸気などをあてて毛穴を開かせるとともに

血行をよくする、

というような機械もあります。

 

頭全体を覆うような大げさなもので、

いかにも効きそうな気がするものですが、

血行がよくなるのは一瞬で、発毛の根拠もありません。

 

民間療法としては、

ヘアブラシなどで頭をトントンと

たたくようなことをしている人がよくいます。

これも血行をよくする目的なのでしょうが、

頭皮を傷つけたり、

毛根にストレスが加わったりして

結果的に抜け毛を助長してしまう可能性が高いため、

お勧めできません。

 

その他、

日常で髪や頭皮をケアする機会と言えば、

ドライヤーを使うときでしょう。

 

薄毛になると、

今ある髪の毛のことを大事にしたいと考えるようになります。

 

髪に悪いことは、できるだけ避けたいものです。

 

通常時、

髪の表面はキューティクルという組織により

保護されているのですが、

濡れているときはこのキューティクルが

外側にめくれ上がり、

髪が傷みやすい状態になっています。

 

そこに熱風をあてれば、

髪はやはり傷んでしまうため、

洗髪後の髪にとってドライヤーは大敵です。

 

ただし、

頭皮を濡れたままにしておくと雑菌が繁殖しやすくなり、

フケやかゆみにもつながりますから、

頭皮は乾かしておきたいところです。

 

ではどうすればいいかと言えば、

まずは髪に吸水性のよいタオルを

押しつけるようにして乾かし、

髪が水分で束にならない程度まで

自然乾燥します。

 

ここまでくると、

キューテイクルはある程度閉じて、

髪の内部が保護されている状態になっています。

 

そこからドライヤーを使い、

できるだけぬるい温風をあてながら、

頭皮を意識的に乾かすようにするといいでしょう。

 

なんとなく毛が薄くなってきたと感じたら、

パーマをかけて全体のボリューム感を

アップさせようと考える人もいるかもしれません。

しかしそれは結果的に、

今ある髪の毛にとってはダメージとなってしまいます。

昔は、パーマをかけるためには髪を引っ張りながら丸め、

熱を加えるような手法がとられていました。

 

これは毛根にも負担をかけるため、

抜け毛を助長し、

薄毛につながります。

 

最近ではそこまでテンションをかけなくとも、

パーマがかけられるようになってきましたが、

パーマ液は強い薬剤ですから、

何度もかけていると髪が弱くなり、

脱毛してしまうようになります。

 

今ある髪を大事にしたいならお勧めはできません。

 

 

ヘアカラーに関しても、

あまり肯定できません。

 

一般的なへアカラーというのは、

毛の表面にあるキューティクルを開き、

その中に染料を浸透させることで

色がつく仕組みになっています。

 

カラーリング剤は、

化学薬品や人工着色料などでできており、

頭皮に付着すれば刺激を与え、

人によっては炎症を起こします。

 

それが引き金となって

薄毛に追い打ちをかけてしまうことも

十分に考えられます。

 

頭髪のおしゃれに大きな制限がかかることも

薄毛のつらいところですが、

無理は禁物です。

 

薄毛治療でしっかり髪が生えれば、

いくらでもおしゃれが楽しめるようになるのですから、

それまでの辛抱です。

 

植毛は安全なのか

薄毛が気になる部分に直接毛を植えつける植毛。

直接毛を植えていくわけですから、

施術がうまくいけば、

植えたところは黒くなり見た目も変わるでしょう。

 

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植毛には、

自分の後頭部や側頭部の毛を採取して植えつける「自毛植毛」と、

人工的につくった毛を植える「人工毛の植毛」があります。

自毛植毛は、アメリカなどでは広く行われており、

腕のいい医師が施術すればある程度リスクを抑えられます。

お勧めできないのは、

人工毛の植毛です。

 

合成繊維でつくった人工の毛を

頭皮に埋め込んでいくのですが、

この手法にはさまざまなリスクがあります。

 

人間の体には、

体内へ侵入してくるウィルスや細菌などの異物を排除するため、

免疫システムが備わっています。

人工毛は免疫システムにとっての「異物」。

 

体はどうにかしてそれを外に排除しようとするため毛が抜け落ちやすく、

1年で6~7割の人工毛は抜け落ちてしまいますし、

アレルギーを起こす人も多くいます。

 

また、

抜け落ちを遅らせるため人工毛は自然の毛根よりもっと深い位置に毛を差し込むのですが、

これもよくありません唇人工毛は成長しないため、

毛の成長により毛穴から汚れを押し出すことができませんし、

人工毛と毛穴の間には隙間が生じるため、

より汚れがたまりやすくなりますから、

必然的に毛穴には細菌が増えていきます。

 

その結果、

頭皮は最深部まで感染症に冒されやすいような状態になってしまうのです。

 

感染症やアレルギーになると、

頭皮は化膿や炎症を起こすとともに、

線維化して硬くなり、

血行が悪くなります。

 

もともとあった毛もダメージを受け、

永久に自分の毛を失うことにもつながります。

 

専門クリニックにも、

人工毛の植毛を行ってトラブルに見舞われた

患者さんが駆け込んでくるのですが、

その頭皮は真っ赤に変色し、

痛々しい限りだそうです。

 

 

化膿や炎症をなくすためには原因である

人工毛を抜くしかないのですが、

毛穴の中で切れてしまったりしている毛を

除去するのは容易ではありません。

 

人工毛の植毛は、

そのリスクからアメリカでは法律で禁止されました。

 

しかし日本では禁止されてはいないため、

まだまだ施術しているところもありますから、

注意してください。

 

育毛サブリで髪が生えるのか

現在では、

「育毛サプリ」と呼ばれる商品が多数販売されていますが、

育毛サプリをいくら飲んでも、

それで直接髪が生えてくることはありません。

 

また、サプリに入っているほとんどの成分は、

バランスのよい食事を心がければ摂取できるものばかりですから、

高額なお金を払ってまで

購入する必要があるかは疑問です。

 

一部の商品は、発毛・育毛剤と同じブランド名で販売され、

さも併用すれば効果が倍増するようなことを調っていますが、

両方とも医学的な根拠はありませんから、

「効果はない」と言わざるを得ません。

 

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そもそも、

「何かを食べれば、それが直接髪の養分となって毛が生える」

ということは考えづらいです。

 

薄毛は、ホルモンバランスや遺伝、血行、

ストレスなどの複雑な要因が絡み合って起きることであり、

特定の食物を摂取すれば治るものではないのです。

 

ちなみに、海藻類は髪にいいという話も昔からよく聞きます。

 

栄養学的に見ても、

ワカメやヒジキ、モズクなどには

髪の毛を育てる成分であるヨードや、

髪を健康的に保つビタミンなどが含まれ、

髪の生成成分と共通する部分があることは事実です。

 

しかし、それらの栄養素は髪だけではなく

体中に吸収され分解されますから、

海藻だけをどんなに食べても、

それが直接的に作用して髪が生えてくることはありません。

 

食べることから発毛を考えるとするなら、

バランスのよい食事で体全体が健康になることが、

発毛の助けになる唯一のことです。

 

また、食生活の改善は発毛・育毛を考えるうえでは大切なことなのですが、

それはあくまで発毛・育毛をサポートする役割で

食事で直接的に毛を生やすことは難しいでしょう。

 

ストレスで薄毛は進行するのか

ストレスと薄毛には密接な関係があります。

ストレスが引き金となり円形脱毛症が起きることなども、

ストレスと抜け毛の関係性を示唆しています。

ストレスで薄毛が進行する原因は複合的であり、

すべてが明らかになっているわけではないのですが、

いくつかの説の中でよく耳にするのは、

男性ホルモンが関与するという説でしょう。

 

AGAは、

毛乳頭や皮脂腺に存在する

「5αリダクターゼ」という酵素が

男性ホルモンの一種である「テストステロン」と結合して

DHT(ジヒドロテストステロン)というホルモンとなり、

これが頭部の毛根の根元にある

毛母細胞の発毛活動をじゃますることが原因で起こると考えられています。

 

テストステロンは、

男性の生殖器の発達にかかわるホルモンであり、

男性の声変わりや筋肉量などにも関与しています。

 

人間の体は、

心的ストレスの高い状況下におかれると、

代謝機能が低下し、

血流が悪くなることが知られています。

 

末梢神経の血行も悪くなり、

頭皮では前頭部や頭頂部の血流量が減ってしまいます。

 

そこで体は血流量を増やすため、

その効果をもつテストステロンの分泌量を増やすのですが、

その結果DHTも増加し、

薄毛が進行してしまうと考えられます。

 

このようにして薄毛が引き起こるとすれば、

「ストレスがなくなると再び発毛するのか」

というのも気になるところでしょう。

 

円形脱毛症などでは、

発症の引き金となったストレスが取り除かれると自然に毛が生えてくるのですが、

AGAでは残念ながらそこまで直接的に発毛する例は認められていません。

 

しかし、日常生活においてストレスを軽減することが、

発毛をサポートする効果があることは間違いないと思います。

 

ストレス社会である現代において、

常に楽観的であることは難しいものです。

 

そしてストレスの多くは、人間関係から生まれます。

 

薄毛の引き金ともなるストレスとの向き合い方や、

日々の心のもち方、

人間関係を潤滑にする考え方については、別途語っていきたいと思います。

 

心のケア以外で、

ストレスを解消する有効な方法と言えば

睡眠です。

睡眠は、実は髪が成長するためにも大切です。

睡眠不足は脳の大きなストレスになり、

脳が疲労すると体にも悪影響があらわれます。

 

発毛・育毛のためには、

睡眠時間はしっかり確保しなければなりません。

 

人間をはじめ、動物、植物、菌類までほとんどの生物には、

サーカディァンリズムという別時間前後で繰り返される生理現象があります。

 

人間で言えば、一定の時間起きていると眠くなり、

眠れば自然に目が覚めるといった睡眠と覚せいをはじめ、

血圧や体温、ホルモン分泌の変動などがサーカディアンリズムの中で行われています。

 

サーカディアンリズムが乱れると、体に変調を覚えます。

 

時差ぼけなどは、その代表例です。

 

また、長期的にサーカディアンリズムが狂えば健康にも悪影響を及ぼすと考えられており

高血圧や糖尿病、不眠症雫うつ病などを

引き起こす可能性もあると言われています。

 

人間のサーカディァンリズムは、

光を浴びることで調整されます。

 

太陽が出るときに起き、沈めば寝るという、

太古から続く人の営みであることと関係しているのでしょう。

 

夜更かしをすると、

光を浴びることによるリズム調整が不規則になるため、

サーカデイアンリズムが乱れがちになります。

 

もしその状態が続けば体自体の健康が損なわれ、

髪にも悪影響が出てきます。

 

また、髪がもっとも成長する「ゴールデンタイム」は、

22時から翌2時の間と言われています。

 

この時間帯に、質のよい睡眠の中にあるかどうかで髪の成長のスピードが変わるため、

睡眠不足や夜更かしは、

髪にとっては成長を抑制される負の要因となります。

 

別途説明しますが、

睡眠不足が薄毛につながる可能性が高いことは

間違いないと思います。

 

薄毛は遺伝するのか

「父が薄毛だから自分も危ない」

「隔世遺伝するらしく、祖父が薄毛だと自分もくる」。

 

薄毛と遺伝の関係は昔から取りざたされてきました。

現代では、薄毛の原因となっている遺伝子がある程度特定されており、

病院や専門機関で検査することも可能です。

薄毛になりやすくなる遺伝子は、

その80%が母方から受け継がれるものです。

 

父方より母方の親戚を見たほうが、

遺伝的に薄毛になりやすいかどうかの目安になりやすいと思います。

 

しかし遺伝子をもっていたからといって

必ず薄毛になるわ吟ではありません。

 

遺伝するのはあくまで

「薄毛になりやすい体質」であり、

薄毛そのものが遺伝することはないのです。

 

親戚一同が薄毛だとしても、

後天的なケアや生活改善、

早期治療などで薄毛になることを回避することもできます。

 

逆に、薄毛になりやすい遺伝子をもっていなくとも、

不摂生が続いたり、ストレスにさらされ続けたりしていると、

薄毛になることもあります。

 

薄毛を遺伝の影響と考える人には、

「遺伝だからもう治らない」とあきらめる傾向があります。

 

世に出回っている発毛・育毛の商品に効果はないのですから

そう思い込んでしまうのもしかたないことです。

 

結局は、遺伝=運命という風な捉え方から

そのような心理状態になるのではないかと思います。

 

しかし、遺伝による薄毛も、

現代医療では問題なく治療することができますから安心してください。

 

薄毛遺伝説と同じようによく耳にする説としては

「毛深い人は男性ホルモンが多いから薄毛になりやすい」

というものがあります。

「男性ホルモンの量が、体毛や頭髪の薄い濃いを決めるのではないか」

と考えている人もけつこういるのではないでしょうか。

 

しかし実際は、男性ホルモンの分泌量は、

体毛が濃い人も薄い人も、

そこまで大きな差はありません。

 

これは、別途説明する薄毛のメカニズムにもかかわることなので、

少し詳しく説明しましょう。

なぜこのようなイメージがついたのか。

これはおそらく1940年代に行われた、

J・B・ハミルトンの臨床実験の影響が大きいのではないかと思います。

 

ハミルトンは、男性ホルモンが薄毛の原因になることを証明するため、

次のような実験証明を行いました。

  • 睾丸を摘出し、男性ホルモンをつくり出せなくなった男性は薄毛にならない。
  • 脱毛が進行している男性の塞丸を摘出すると薄毛の進行が止まる。
  • 華丸を摘出したことで脱毛が止まっていた男性にテストステロンを注射したところ再び薄毛が進行し始めた。
  • もともと薄毛の症状がない男性には、華丸摘出後にテストステロンを注射しても薄毛にはならない。

これらの実験が正しいなら、

男性ホルモン(テストステロン)が薄毛の原因のひとつになることは確かにわかります。

 

しかし最後の実験では、

男性ホルモンの量が増えたからと言って

必ずしも薄毛にはならないことが示されています。

 

つまり、薄毛は男性ホルモンの量だけで

決まるわけではないということです。

 

体毛が濃いと薄毛になりやすいかどうか、

医学的なはっきりした根拠は今のところ示されていません。

 

ただ、何千人もの薄毛に悩む人の、

統計的には毛深い人のほうが多いように思われているそうです。

 

太っていると薄毛になりやすいのか

「チビ、デブ、ハゲ」というのは

昔から三重苦と言われ言嫌な特徴の代名詞として

ひとくくりにされることが多いものです。

 

そのコンプレックスにつけ込み、

お金を巻き上げる業者が多いことは前述の通りです。

 

ただ、身長が低いことは栄養失調や病気などの特殊例を除き

完全に遺伝に左右されるものですから、

肥満や薄毛とは別の話。

 

医学的に見ても、

身長と薄毛との関連を示すデータはなく、

そのような統計も私は知りませんので、

ひとくくりにするには無理があります。

 

問題は、肥満と薄毛の関係について。

 

ネットを見る限りでは、

世の中的にも

「デブにはハゲが多い」

という認識が流布しているようです。

 

実は私も、

以前は「デブでハゲ」でしたから、

そのような剛笑を受けるつらさはよくわかっています。

 

コンプレックスにかかわることでもありますから、

「それは誤解だ」と断言し、

悩んでいる人を勇気づけたいのはやまやまですが、

残念ながら両者には関連がありそうだと私は感じています。

 

肥満体型になってくると、血圧が上がり、

高血圧になります。

これは、全身の末梢血管が圧迫されることで

太い血管の血圧が上がることが理由です。

 

高血圧は抜け毛の原因となると考えられており、

事実、高血圧の薬で薄毛を治療することができます。

 

また、太ると脂肪に血液が回るようになり、

髪には栄養が届きづらくなるため、

毛根はどうしても退化してしまうでしょう。

 

その他、日常において運動をしていなかったり、

不規則な生活を送っていたりしていることが肥満になる理由ですが、

それは髪に悪影響を与えることと重なる部分が多くあります。

 

肥満と薄毛の関係について、

正式な医学的根拠を示した研究は今のところありませんから、

推察の域を出ませんが、

私がお会いした患者さんを統計的に見ても、

やはり肥満体型の方が多いようです。

 

ちなみに、

薄毛になったことがきっかけで肥満体型になることもあります。

 

それについては、詳しくは別途解説します。

 

若くして薄毛になると特にそうですが、

やはり気になるのが女性の目。

 

薄毛だとどうしても女性に対して気おくれしてしまうかもしれません。

 

私もそうでした。

 

女性は、薄毛についてどのように考えているのか。

 

その一端が垣間見えるのが、

「AGA対策プロジェクト」という団体が行った

20代から50代までの女性1000人へのアンケート調査です。

 

それによると「あなたの彼氏または夫(いない人はいると仮定して)が薄毛か、薄毛ではないかどちらがいいですか?」

という直球な質問に対して、

「薄毛でないほうがいい」

と答えた人は77.4%、

「薄毛でもいい」は22.6%という回答がありました。

 

また、

「男性が何歳くらいであれば薄毛になっていてもおかしくないと思いますか」

と聞いたところ、

全体の平均は45.7歳で、

世代別で見ても40代と答えた人が多かったそうです。

 

薄毛に悩む男性にとっては厳しい意見に感じるかもしれませんが、

4人にひとりは薄毛に寛容であるという見方もできるでしょう。

 

また、

「男性が薄毛対策をしていることを応援できますか」

と聞いたところ、92.9%が「応援できる」と回答。

 

「薄毛対策として応援できること」

の具体的な方法に関しては「育毛剤」(88.3%)と答えた人がトップで、

次いで「シャンプーなどの医薬部外品」(81.6%)、

「病院での治療」(63.2%)と続きます。

 

一方「カツラ」(21.6%)や

「髪型でごまかす」(29.3%)ことを

支持している人は少ないという結果となったそうです。

 

AGAになることがない女性にとっては、

やはりテレビなどのCMでおなじみの育毛剤や

医薬部外品での対策がメジャーなのは仕方がないところですが、

いずれにせよ男性が対策を講じることに対して、

かなり肯定的であると言えそうです。

自分の結婚相手やおつき合いしている女性が、

男性のために「きれいになろう」と思い立ってダイエットに励んだり、

エステに通ったりと努力している姿を見ることは、

男性にとってうれしいことではないでしょうか。

 

逆に、薄毛が気になる女性にとっても、

男性が自分のために「薄毛を治そう」と努力している姿は、

好ましく映るということかもしれません。

 

ここで、私が耳にした薄毛に肯定的な女性の意見も載せておきます。

 

もちろん薄毛は治療してコンプレックス自体を解消するに越したことはないのですが、

今現在、悩んでいるあなたに

「女性全員が嫌な目で見ているわけではないのだ。
中にはこのようなタイプの女性もいるのだから、

そこまで気に病む必要はないのかもしれない」

と少しでも感じていただければと思います。

 

「父が薄毛だったからなのか、薄毛に対しまったく抵抗がないです。
選んでいるわけではないと思うけれど、

これまでつき合った男性はほとんど薄毛でした」

(30代・看護師)

 

 

「男性は薄毛の方が好きです。

私の彼は訓代前半なのですが、

残念ながら薄毛ではないのでそろそろ薄くなってきてくれないかな、

という期待をもって生え際を見たりしています」

(20代・出版関係)

 

 

「薄毛の男性のほうが、男っぽくて精力的な感じがしていい」

(40代・広告代理店)

 

 

「自分の将来のことを考えても、見た目よりも中身が重要だと本当に思っているので、

男性の容姿はまったく気になりません」

(20代・美容師)

 

 

「今まで出会った人や職場の人たちを見ると、

薄毛の男性は優しい印象があるので、薄毛のほうが安心できます」

(30代・公務員)

 

いかがだったでしょう。

いかに発毛・育毛業界がウソで塗り固められているかがわかりましたか?

 

薄毛の対処法や美容法など、

人のコンプレックスにまつわる分野ではとにかくさまざまな情報が出まわりがちですが、

そのうち科学的な裏づけがあるものは

ごく少数である場合がほとんどです。

 

薄毛治療を考えるなら、

まずは情報の精査から始めなければいけません。

 

 

薄毛 対策