薄毛 対策

円形脱毛症の種類

頭髪の一部分が、
円形あるいは楕円形に丸く穴があいたように脱毛する円形脱毛症は、
「単発型円形脱毛症」と呼ばれています。

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数カ所脱毛するタイプを「多発型円形脱毛症」、

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いくつもでき、
ある部分が治ったらまた別の部分が抜けるというのを繰り返すタイプを

「多発性続発型円形脱毛症」、
後頭部から側頭部の毛の生えぎわから不規則な形をした脱毛斑が多発し次第に融合してくる型で、
アトピー素因を持っていると難治性になるタイプを

「蛇行状脱毛症(オフィアシス型)」

頭全体の髪がすべて抜け落ちてしまうタイプを

「全頭脱毛症」と言います。

さらに、
頭髪だけでなく眉毛からまつ毛、
服毛や陰毛などの体毛までが脱毛し、
全身のあらゆる毛が抜けてしまうような場合を、
「汎発性脱毛症」と呼んでいます。

 

単発型、多発型の円形脱毛症の特徴は、

◎なんら前兆もなく、突妖ぺ1個または数個の脱毛が起きます。

◎大豆から手のひらくらいまでの大きさで、円形または楕円形で、有毛部との境界ははっきりしています。

◎ハゲてしまった部分の皮膚は、キメが細かく、触るといくぶん湿っているような感じがします。また、皮層が透き通っているように見え、炎症などはありません。

◎髪のある部分に比べて、ハゲている部分は少し凹んでいるような感じがします。よく見ると毛穴はちゃんとあります。

◎頭部だけでなく、眉毛、まつ毛、ヒゲなどが抜けたり、体毛も丸く抜けることがあります。ハゲた部分が互いに融合しながら、全頭や全身にまで及ぶことがあります。

この場合は一悪性脱毛症」と呼ばれ、難治性となることがあります。

◎脱毛部と有毛部の皮層表面温度を測定してみると、脱毛部は有毛部よりも1~3℃低くなっているので、触ると少しひやつとします。

◎ハゲた周囲の毛を引っ張ると簡単に抜けます。ほとんど痛みを感じない場合は、脱毛部が拡大していきます。

抜けなくて痛いような場合は、進行がストップしています。

◎抜け毛を調べると、毛根部は極度に萎縮して、針のように細く尖っていたり、切れ毛だったり、毛根部に向かって細くなり、毛根部で再び毛球を形成しているようなタイプのものが見られます。

 

以上のような特徴かあるため雲他の脱毛症との識別は比較的簡単です。

ただ時として薬剤性の脱毛や、
内分泌障害、
代謝障害、
膠原病、
梅毒などによる、
一見、
円形脱毛症に似たような脱毛がありますので、
医師による診断も一受けることをお勧めします。

例外もありますが、
円形脱毛症は原則的には治療することが可能な脱毛症です。

症状の軽い単発型では、
特別な治療をせずに放っておいても自然に治ってしまうこともあります。

10円玉程度のものが1~2個できるものと比較すると、
多発型、
多発性続発型、
全頭脱毛症になるほど悪性の場合が多いため、
治療には長期間を要することが多くなります。

最近の研究では、

女性の全頭脱毛症でも、

非常に短期間に快復するタイプの

「急性びまん性脱毛症」があることや、
生まれた時から円形や全頭脱毛になっていて、
よくなったり悪化したりを繰り返している

「先天性円形脱毛症」というのがあることも報告されています。

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ストレスで免疫システムが暴走

なぜ急激に髪が抜けてしまうのか、
円形脱毛症の原因については最近まではいろいろ言われ、
ホルモンの異常が原因だという研究もあれば、
自律神経に問題があるという専門家もいました。

有力だったのはストレスが原因だとする説で、
ストレスで頭皮が血行障害に陥り、
周囲の細胞に酸素や栄養が行き渡らなくなり、
そのため脱毛するという説です。

実際に円形脱毛症にかかった人たちの中には、
多忙や複雑な対人関係、
生活環境の変化など、
ストレス説を裏づけるような出来事を経験している人も少なくありません。

現代の生活の中では、

誰でもストレスの一つや二つは抱えていますので、
それを円形脱毛症の原因にこじつけていた面もあったようです。

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今では、
円形脱毛症は免疫システムの暴走によって引き起こされる自己免疫疾患の一種で、
毛母細胞が攻撃を一受けたため発生するという説が有力になっています。

免疫は、
細菌やウィルスなどから私たちの身体を守るためのシステムで、
日本の国で言えば自衛隊にたとえることができます。

自衛隊員に当たるのは白血球中のリンパ球などで、
不法侵入者に出会うと攻撃態勢に入るように非常によく訓練(プログラム)されています。

私たちが安全(健康)でいられるのも、
このようなシステムがあるからなのですが、
時として、
自国の国民なのか侵略者なのかがわからなくなってしまう、
つまり自己と非自己を見分けるメカニズムに問題が生じてしまうと、
大混乱となり、
自衛隊員が自国民を攻撃してしまうというようなことが起こってしまいます(あくまでたとえ話です)。

本来は体を護っている免疫が自分の体を攻撃し始めてしまうのです。

これが自己免疫疾患で、
免疫システムが毛球を攻撃してしまうと、
円形脱毛症になるというのです。

毛は、
”身体中でもかなり特殊な器官で、
構造も非常に複雑にできており、
毛根の毛母細胞は成長と退行を繰り返しています。

このサイクルをスムーズに行うために毛という器官は独立性が高く、
免疫システムは、
他の細胞に比べると自分の髪(体毛も対象となる場合もあります)を、
非自己(侵略者)と誤認しやすいのです。

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円形脱毛症と「遺伝」

円形脱毛症は遺伝的素因もあるとされ、

30~40%に遺伝性があったという報告や、

家族内発生が約20%報告されています。

特に全頭脱毛症の場合に、
遺伝的傾向が見られます。

今まで相談を受けた人の中には壷親子で全頭脱毛症という例や、
本人が全頭脱毛症で、
叔母が円形脱毛症を経験していたとか、
親戚にも同じような症状の人がいたというような例は多く見られます。

兄弟で発症したという例もあり、
毛髪ミネラル分析をしてみたら叩鉛と州のバランスが悪く、
特に亜鉛の数値が低く、
同じような体質になっていた例もありました。

 

免疫、システムの暴走はいずれ治まる

円形脱毛症で抜けた毛根を観察すると、
毛球が破壊された「萎縮毛」の割合が高くなっています。

これはリンパ球が毛球に侵入(浸潤)し、
毛母細胞を攻撃した痕跡です。

毛母細胞が壊されたり、
正常な状態で作られなくなってしまうと、
その毛を維持したり成長させることができなくなるので、
脱毛するしかなくなってしまうのです。

円形脱毛症の脱毛が急激に起きるのは、
免疫システムが毛根を一斉に攻撃するからです。

単発型や多発型などの円形脱毛症では、
ある一定の範囲だけに自己免疫反応が限られ、
髪が円形に抜けます。

しかし重症の円形脱毛症の場合では、
一定の範囲にとどまらず全体に影響を与えるので、
この免疫系を抑制する薬剤で治療しなければなりません。

そこで医療機関では、
円形脱毛症の診療ガイドラインに基づき、
副腎皮質ホルモン(ステロイド)の局部注射や内服富外用などで治療したり局所免疫療法などを行っています。

ただ薬のやめ方や減らし方などのコントロールに失敗したり、
濃度に慣れが起こると再発し、
難治性に移行してしまうことがあります。

軽症の場合には、
免疫システムが毛母細胞を攻撃するのを自然にやめてしまいます。

そのような時は、
頭皮に刺激を与えたり、
血行を促進する育毛剤を使うことで、
快復が早まってくることがあります。

ある期間を過ぎると、
免疫システムは毛母細胞を攻撃するのを忘れてしまうらしいのですが、
なぜ攻撃をやめるのかは、
専門家たちも未だにわかっていないのが現状です。

円形脱毛症の快復期に見られる細い毛が生えてきた時こそ、
新生毛を引き抜かないために‐ししきうも、
指頭(指先と指腹の中間の部分)によるマッサージシャンプーや育毛のセルフマッサージが大切になります。

正しくやるかやらないかで、
快復のスピードがグンと変わってきます。

正しいシャンプー法とセルフマッサージについてはこちらをご覧ください。

正しいシャンプーのやり方

 

 

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